ユーロ/ドル 1.3602 1.3579
ドル/円 90.380 89.070
ユーロ/円 122.95 120.96
5日終値 前営業日終値
株 FT100 5599.76(+72.60) 5527.16
クセトラDAX 5877.36(+82.04) 5795.32
金 現物午後値決め 1135.00 1134.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(3月限) 99.350 (+0.000) 0.270(0.287)
独連邦債2年物 0.884(0.874)
独連邦債10年物(3月限) 124.10 (‐0.19) 3.146(3.112)
独連邦債30年物 3.925(3.901)
<為替> ドルが対円で上昇。この日の2月米雇用統計で非農業部門雇用者数の減少幅が予想よりも小幅だったことを受け、景気回復に対する楽観的な見方が広がった。
ロイター・データによるとドルは対円で一時90.52円に上昇した。
<株式> ロンドン株式市場は反発。銀行・コモディティ(商品)株が主導し、終値ベースで2008年9月のリーマン破綻前以来の高値をつけた。
FT100種総合株価指数は週間では4.6%高と、前年7月以来の大幅な上昇となった。
米労働省が発表した2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が3万6000人の減少となり、市場予想の5万人減ほど落ち込まなかった。失業率は9.7%と前月から横ばい。予想は9.8%だった。
ヘッジファンドGLCのディレクター、スティーブン・ベル氏は「懸念されていたものの、雇用統計がさほど悪い内容とならなかったため、安心感が広がり買いにつながった」と述べた。
堅調な金属相場に追従し、鉱山株がこの日の上昇分の大半を占めた。また、米雇用統計の結果は需要見通しをめぐる安心感につながった。
リオ・ティント<RIO.L>、ロンミン<LMI.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>、カザキミス<KAZ.L>、BHPビリトン<BLT.L>は2.7─3.8%高。
エクストラータ<XTA.L>は5.6%高。スイスの商品取引大手グレンコア[GLEN.UL] が、コロンビアのプロデコの炭鉱資産をエクストラータから買い戻す方針を発表した。
原油価格が81ドル台で推移するなか、エネルギー株が値上がりした。BGグループ<BG.L>、BP<BP.L>、ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>は0.5─0.9%高。
ヌミス証券による投資評価引き上げを手がかりに、ケアン・エナジー <CNE.L>は2.2%高、タロー・オイル<TLW.L>は2.4%高。
銀行株ではバークレイズ<BARC.L>、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド<RBS.L>、HSBC<HSBA.L>、スタンダード・チャータード<STAN.L>が1.8─3.2%高。
前日好決算を手がかりに上昇していた資産運用会社シュローダー<SDR.L>は続伸し、4.8%高。
欧州株式市場は6日続伸。2月米雇用統計の雇用者数の減少幅が予想よりも小幅だったことや、ギリシャの財政状況をめぐる懸念が和らいだことを好感し、指数は6週間ぶり高値をつけた。
投資家のリスク選好度を示す独DAX新VIX指数は約2年ぶりの低水準となった。同指数が低いほどリスク選好度が高い。
FTSEユーロファースト300種指数は18.11ポイント(1.75%)高の1054.55。一時1054.60と1月21日以来の高値をつけた。一日の伸びとしては約3カ月ぶりの大きさ。週間では4.7%高で、昨年7月中旬以来の伸び率となった。
同指数は昨年26%上昇。2009年3月安値からは63%強値上がりしている。 DJユーロSTOXX50種指数は61.34ポイント(2.18%)高の2877.44。
金融株が全般的に買われ、STOXX欧州600銀行株指数は3.1%高と一日の伸びとしては過去4カ月間で最大となった。スタンダード・チャータード(スタンチャート)<STAN.L>、HSBC<HSBA.L>、バークレイズ<BARC.L>、BNPパリバ<BNPP.PA>、ソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>、アライド・アイリッシュ・バンク<ALBK.I>、バンク・オブ・アイルランド<BKIR.I>が2.5─14%高。
ウニクレディト(ミュンヘン)の国際株式戦略部長、ゲルハルト・シュワルツ氏は「あらゆる前向き材料を歓迎し、2月米雇用統計はとりわけ相場を下支えした」と述べた。
鉱山株も堅調。BHPビリトン<BLT.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>、アントファガスタ<ANTO.L>、リオ・ティント<RIO.L>、エクストラータ<XTA.L>、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ<ENRC.L>が2.4─5.6%上昇した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債利回りが上昇した。朝方発表された2月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の減少幅が予想を下回ったことで、米国債が売られたことが背景。
雇用統計によると、非農業部門雇用者数の減少数は3万6000人となり、市場予想の5万人減を下回った。失業率は9.7%と前月から横ばい。予想は9.8%だった。
ギリシャが前日に発行した総額50億ユーロの10年債が旺盛な需要を集めたことから、ギリシャ国債がドイツ連邦債をアウトパフォームした。10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は297ベーシスポイント(bp)と、前日欧州時間の清算値の298bpから若干タイト化した。
シュローダー・ストラテジック・ボンド・ファンドのマネジャー、ニック・ガートサイド氏はロイター・インサイダー・テレビに対し、ギリシャ新発債は「非常に魅力的である」とし「少なくとも6カ月は保有したい」と述べた。
時間外取引となる1653GMT現在、独連邦債先物3月限は20ティック安の124.09。清算値は124.01だった。
独連邦債10年物利回りは3.5bp上昇の3.152%。同2年物利回りは1.3bp上昇の0.889%。
前日のギリシャに続き、スロベニアなどが国債の発行を計画している。トムソン・ロイター傘下のIFRマーケッツによると、スロベニア政府は5年債の起債に向け、4行の銀行に幹事の引き受けを要請した。
またフィンランドの公債管理責任者はロイターに対し、同国政府が10年債を、今月もしくは4月に、シンジケート団を通して発行する計画であることを明らかにした。
[東京 6日 ロイター]